北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想

北加賀屋を新しい文化や芸術が集積する創造拠点として、再生・展開・発信していくことを提案するプロジェクトです。

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絵が「選ばれ、売れる」興奮を味わっています

北加賀屋クリエイティブ・ビレッジには、「空家再生プロジェクト」のもと、自分自身で空家をリフォームして住居兼アトリエを構えているアーティストやクリエイターがいます。イラストレーターの松井カズヤさんもその一人で、地元・富山を離れ大阪で一人暮らしをしながら、イラストを描き続けています。
北加賀屋クリエイティブ・ビレッジで暮らすことや現在の創作活動について、松井さんにお話を伺いました。

「イラストレーター」という職業を知って大阪へ

松井カズヤ 氏

僕は富山出身で高校生の頃まで絵を描くのが好きでした。でも絵を描くのを職業にするには「マンガ家」しか知らなかったし、マンガにはあまり興味をもてなかったので、卒業後は地元の造園業者に就職しました。
1年間、そこで働いたのですが、絵を描くことをあきらめきれずにいた頃、ネットを検索しているうちに「イラストレーター」という職業があることを知りました。僕と同じ世代の作家がネット上でいろんな作品を発表しているのを見て、俄然、勇気が出てきて、「よし、大阪に出て、イラストを描こう」と決心したんです。

大阪なら「北加賀屋」でイラストを描きたい

2009年1月に大阪に来たのですが、とりあえずたくさんのギャラリーを巡って、いろんなイラスト作品を見ることに専念していました。その頃、ちょうど「SOHOアートギャラリー」が主催していた公募展を知り、応募してみると、100点を超える応募作品の中から、展示してもらえる約10作品に選ばれたんです。はじめて自分の絵が「選ばれた」ということにとても興奮しました。
その後、とあるアートフェスタに参加していた時、ギャラリー創造の白石さんに出会ったんです。白石さんはすでに北加賀屋で自分のギャラリーを運営されていて、北加賀屋クリエイティブ・ビレッジのことを教えてくれました。いろんなアーティストやクリエイターが北加賀屋に集まり始めていると聞き、僕もそんな環境でイラストの腕を磨けたら、と思い、早速、空家の下見をお願いすることにしました。

同世代の作家や地域住民と熱く交流

自作展示(2011年2月、ク・ビレ邸)

2010年11月、二階建ての空家に引っ越してきました。建物は古かったですが、壁をペンキで塗ったり、ちょっとした工夫をすることで、自分なりに立派なアトリエが出来たと思います。僕のアトリエから歩いて1分のところに、インフォメーション・センター「ク・ビレ邸」があるんですが、毎晩のように、いろんなジャンルのアーティストやクリエイター、地域の方々が集まっています。僕はまだまだ若手ですので、すでに活躍されている方々からさまざまな経験を聞かせてもらってますし、地域の方々からは時々、差し入れをいただいたりするんですよ。
また「ク・ビレ邸」では二週間ごとの美術展示もやっていますから、作家本人はもちろん、ここに訪れる同世代の作家さんと出会い、創作活動やこれからの夢について話を交わしています。僕も「ク・ビレ邸」で、2011年2月にイラストを展示させていただいたんですが、作品が1点、買ってもらえたんです。はじめて自分の絵が「売れた」ことに驚くと同時に、北加賀屋で暮らしながら絵を描くという環境が自分にピッタリと合ってるみたいです。
(2011年3月、「ク・ビレ邸」にて取材)
【関連サイト】
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