北加賀屋の「今」を伝える情報発信拠点が完成
「北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想」のもと、北加賀屋の空き家や廃工場にアーティストやクリエイターを誘致する計画が進む中、これらプロジェクトの詳細を紹介し、現在の情報を発信していく拠点として、「ク・ビレ邸」が、2010年10月にオープンしました。「ク・ビレ邸」のリノベーション・プランと内装デザインの側面からお話を伺いました。
アートやクリエイティブな活動を紹介するインフォメーション・センター
北加賀屋のクリエイティブ・ビレッジの中核となる「クリエイティブセンター大阪(CCO)」が本格的に稼働し始めたのが2004年。この辺りに点在する空家や廃工場にアーティストやクリエイターを誘致するプランが立ち上がったのが2009年。今では北加賀屋エリアにギャラリーやオフィス、レジデンス施設や絵画教室など、7つの施設がオープンしているんです。これまではそれぞれの施設が独自に活動を展開していたのですが、これらの現状を統括し、情報提供できる施設、つまりインフォメーション・センターが必要ではないかと考えたんです。ちょうど、北加賀屋駅(大阪市営地下鉄・四ツ橋線)付近に手頃な空家があったので、リノベーションすることになりました。施設名の「ク・ビレ邸」は、クリエイティブ・ビレッジの略で、もちろん腰の「くびれ」の意味もあります。アートやクリエイティブなコトには、「くびれ」が必要ですからね(笑)。
誰もが立ち寄れ、気軽に情報を交換できる魅力的なスペース
リノベーション・プランとしては、鞦韆舘の改修で経験したことをベースに、みんなが気軽に立ち寄れて、「アート談義に花を咲かせられる」空間をイメージしました。もともと2棟続きの二階建て長屋だったのですが、棟を仕切っていた壁を取り払い、1棟にしました。またエントランスには吹き抜けの空間がほしかったので、二階の床部分を撤去。一階奥のスペースにはプライベート・バー的なスペースを設営しました。比較的大きな改修工事になりましたが、窓や引き戸といった建具はすべて、当時のものを再生利用しているんですよ。外壁も塗装していますが、あくまでも当時の面影を残すように塗り直しました。だから外から一見すると、ただの古い住宅のようですが、中に入ってっくると、みんな驚かれるんです。
地域の人々が「北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想」を後押し
「ク・ビレ邸」では、オープン以来、「フラジャイル展」という美術の展示を開催しています。これは2週間おきに1人または2人の若手作家の作品を紹介する企画で、鞦韆舘の佐藤香聲がキュレーターを担当しています。この展示が近所の方々に人気なんですよ! これまで美術の展示を観たことがなかった方や、学生の頃、絵が好きだったという方など、みなさん、作品の展示を楽しみにしてくださっています。
立ち寄ってくださった近所の方々に「北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想」をお話しすると、みなさん一様に驚かれ、新しく生まれ変わろうとしている地域に期待を寄せてくださいます。今では地域の方も、この構想の後押しをしてくれ始めているので、とても力強いです。どんなに立派な町づくりも、地域の人々の協力なくしてはできないですから。
(2011年1月取材)
立ち寄ってくださった近所の方々に「北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想」をお話しすると、みなさん一様に驚かれ、新しく生まれ変わろうとしている地域に期待を寄せてくださいます。今では地域の方も、この構想の後押しをしてくれ始めているので、とても力強いです。どんなに立派な町づくりも、地域の人々の協力なくしてはできないですから。
(2011年1月取材)
before & after








