さまざまなクリエイターたちが集まる協働スタジオ
アート、オルタナティブ・メディア、アーカイブ、建築、地域研究、サークル、NPOなど、分野にとらわれない人々や組織が集まる「もうひとつの社会を実践するための協働スタジオ」として、2009年4月、元家具工場跡地にスタートした「コーポ北加賀屋」。現在、ここを拠点にクリエイティブな3つの団体と1名のアーティストが、独自の活動を展開しています。コーポ北加賀屋を立ち上げた「remo(NPO法人記録と表現とメディアのための組織)」のメンバーである松本篤さんにお話を伺いました。
元家具工場が共有スペースつきのオフィスとして再生
私たち「remo」がここで活動を始めたのは2009年4月でした。2002年の結成以来、大阪・新世界を拠点としていたのですが、2008年、一時的に新大阪に移転。しかしそこは1年で出なければならないことが決まっていました。次の活動拠点を探している中で、北加賀屋という地域での活動の可能性を感じ、腰を据えてやってみようということになりました。新しく拠点となった「コーポ北加賀屋」は元家具工場で、工場跡や事務所跡をパブリック・スペースやオフィス・スペースに改装しました。パブリック・スペースにはオープン・キッチンやちょっとしたラウンジも設置。のびのびとした空間の仕上がりにとてもワクワクしました。
アートとカルチャーを縦横する活動の場へ
「コーポ北加賀屋」は、さまざまなジャンルのクリエイターや組織が集う場所を目指しているので、私たちは早速、入居者を募りました。まず自分たちのネットワークを手頼りに、入居打診を始めました。初めに、「建築」を中心に様々な領域で活動する気鋭の設計集団「dot architects」がコーポ北加賀屋や私たち「remo」が目指す方向性と合致した、ということで、2009年8月に入居。そして、2010年4月にはカウンターカルチャーを基幹として活動する団体「us/it」とサブカルチャー系のアーティストが入居しました。
さまざまなイベント開催で、クリエイティブな情報を発信
「コーポ北加賀屋」は、入居する団体・個人が自治するカタチで運営されています。それぞれの活動は自主的に進めていますが、特に1Fのラウンジや2Fのオープン・スペース(約100人収容可能)の使用方法については、ミーティングで決定します。特徴的なのはオープン・スペースの活用で、これまで「remo」の主催でニューヨークのアーティストを招聘し、その作品(映像と音楽)を発表したり、「dot architects」の主催によるリノベーション・シンポジウムや、「us/it」が開催した最先端アート・イベントなどがありました。今後もそれぞれの入居団体や個人の活動を通じて、アートやクリエイティブな発信を続けていきたいと思っています。
(2010年8月取材)
(2010年8月取材)
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